腹黒王太子の華麗なる策略
だから、彼に愛されてるって勘違いしそうになる。

止めなきゃって思うのに、クリスの口づけを受け入れる自分がいた。

「あんっ……!」

変な声が出そうになって我慢していたら、クリスはキスを中断して笑いながら言う。

「誰もいない。声、我慢するな」

そんなクリスに、私は甘い痛みに悶えながら弱々しい声で文句を言う。

「……もう……言わない……で。……い、意地悪」

クリスの甘い治療は、この後彼のベッドに入っても続いた。
< 102 / 307 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop