腹黒王太子の華麗なる策略
8、彼の魔力
コンコンとドアをノックする音で目が覚めた。
辺りを見回せば、ここは……クリスのベッド。
そして、私は彼に抱かれて横になっている。
瞬時に昨夜のことを思い出し、ボッと火がついたように顔の熱が上がった。
私……昨日……クリスに裸を見られて……身体中にキスされたんだ。
「……クリス様?」
ドアの外からラルフ宰相の声が聞こえてきてドキッ。
慌ててベッドから起き上がろうとするが、しっかりクリスに身体を掴まれていて動けない。
後ろにいるクリスを振り返れば、彼はぐっすり眠っていた。
「クリス、起きて」
声を潜め、クリスの身体を揺さぶるが、彼が起きる様子はない。
……マズイ。
こんな親密なところラルフ宰相に見られたら……。
辺りを見回せば、ここは……クリスのベッド。
そして、私は彼に抱かれて横になっている。
瞬時に昨夜のことを思い出し、ボッと火がついたように顔の熱が上がった。
私……昨日……クリスに裸を見られて……身体中にキスされたんだ。
「……クリス様?」
ドアの外からラルフ宰相の声が聞こえてきてドキッ。
慌ててベッドから起き上がろうとするが、しっかりクリスに身体を掴まれていて動けない。
後ろにいるクリスを振り返れば、彼はぐっすり眠っていた。
「クリス、起きて」
声を潜め、クリスの身体を揺さぶるが、彼が起きる様子はない。
……マズイ。
こんな親密なところラルフ宰相に見られたら……。