ミンジュンが私を溺愛すぎる件
「マジか…
何しに来るんだ?」
「知らないよ、後で電話して聞けばいい。
とにかく、俺は、詠美のとの事は応援する。
でも、仕事を投げ出すなんていうのは、絶対認めない。
ちゃんと詠美と話しをしろよ。
いい方法が見つかるって。
でも、まずはオンマにちゃんと電話しろ、いいな」
ミンジュンはこれ以上悩みの種を増やしたくないのに、何故このタイミングで母親がやって来る?
ジノが食事を取っている間に、ミンジュンは韓国にいるオンマに電話をした。
「オンマ、久しぶり…
で、何しに東京に来るの?」
ジノは楽しそうにミンジュンと母親の会話を聞いていた。
ミンジュンにとって、母親はこの世の中のたった一つの愛だ。
でも、今のミンジュンには、それ以上に愛する人が現れた。
ジノはミンジュンの困った顔を見るのが好きだ。
電話口でジノに助けを求めるミンジュンは、最高に面白かった。