ミンジュンが私を溺愛すぎる件



「これは受け取れません…
とういうか、お給料は辞退させていただきます。

もちろん、最初は仕事としてミンジュンさんの元へやってきたけど、でも、今では仕事ではなく、自分の意思です。

私は多分、早い段階からミンジュンさんに心惹かれていて、ミンジュンさんへしてきた事は自分のためでもあって、仕事じゃないんです。
だから、お給料なんてもらえないし、もらいたくない…

ごめんなさい… わがまま言って」


ジノはわざと大きくため息をついた。


「いいのか? こんな大金なのに」


詠美はその大金という言葉に恐れをなして、要らない要らないと首を横に振った。


「分かった。
でも、この事は、社長であるミンジュンには報告しないとならないから。
あいつがどう反応するかだな。

俺は了承した。

詠美は、本当にいい子だな…」


ジノは詠美と話した後、すぐにミンジュンと話した。
詠美が給料を辞退した話を聞いて涙ぐんでいるミンジュンを見て呆れて鼻で笑ってしまったが、二人の愛は確実に育っている事をしっかりと認識できた。


「ミンジュン、お前はまだ東京にいろよ。
俺達に合わせて急いで帰る必要はない。

お金という報酬を受け取らないのなら、お前というご褒美を俺は詠美にあげたいと思うんだけど。

俺達が帰った後の一週間は、お前は詠美のためにだけ時間を過ごせ。

別れられないんだろ…?
顔にそう書いてあるぞ」



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