ミンジュンが私を溺愛すぎる件
覚悟を決めた詠美はもう戸惑う事はやめ、ミンジュンのくちびるをまず指でなぞった。
なんて綺麗な口をしてるんだろう…
詠美は顔を近づけ焦らすように今度はミンジュンの鼻を指でなぞる。
鼻筋が通ってて本当に綺麗…
ミンジュンは詠美のこのフェイントに心をかき乱されている。
頭がおかしくなりそうだ…
すると、思い出したかのように詠美が優しくキスを始めた。
控えめな、でもすぐには終わらないキスを…
ミンジュンは自分の生きている意味が分かった気がした。
俺はこのキスを探してた…
そう思えた瞬間、ミンジュンは更に強く詠美を引き寄せ、今度は自分の印をつけるかのような荒々しいキスを返した。
詠美は日本にいる間と期限を決めたけれど、俺と詠美のこの関係は無期限で死ぬまで終わらない。
きっと、絶対にそうなる事を確信して、ミンジュンは詠美の甘い匂いと柔らかいくちびるの虜になる。