ミンジュンが私を溺愛すぎる件
詠美は恥ずかしそうにミンジュンの隣に座った。
自分の早合点で失礼な事を言ってしまったのが本当に恥ずかしい。
いくら意地悪だからって、そんな悪代官みたいな真似はしないはずだもの…
「今日は本当にごめんなさい…
遅れた理由は、テヒョンさんのやる気につき合っていたからです。
テヒョンさんは本気で日本語の勉強に取り組んでて、そんなテヒョンさんを放っておけなくて… ごめんなさい…」
ミンジュンは天井を仰いで大きくため息をついた。
言いたい事は山ほどあるが、言いたい事のほとんどがただの焼きもちに過ぎない。
今夜は詠美が戻ってきた事実だけで、許してやろう。
そうじゃないと、壊れかけている俺がバレてしまう。
「分かった…
今夜は許してやる。
でも、もし、次にこんな事があったら、詠美がさっき言った俺にとっては最高に楽しそうな事をやってもらうからな」
詠美は驚いた顔をして、その後赤くなる。
耳まで真っ赤にして食べてしまいたいくらいだ。
「でも、俺達は恋人同士なんだから、セックスはするだろ?」