あの人が嫉妬なんてする訳ないでしょ。

……。


その後も散々イカされて、息をつく間もなく彼が昂った自身を突き入れてきた。


「んっ…あぁっ…!」


「…何回もイッタあとなのに、すごい音だな?」


彼はニヤリと笑い、ゆっくり焦らすように腰を動かす。

さっきまでと比べて弱い刺激に物足りなくなる…。


「んんっ…ふっ…あっ」


「…どうして欲しい?わかってるんだろ?」


…もちろんわかってる。

彼は言わなきゃ望み通りにしてくれない。

言えない、でも、言わないと…苦しい。

彼の求める言葉を言うために薄く、唇を開く。


「…もっと、んんっ…激しく…して、あっ、くださ…い」


「ふっ…素直だな」


彼はまた、ニヤリと笑う。

…彼は、意地悪だ。
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