失恋したい!
「あっ、そう言えば、久我君さぁよく分かんないんだけど。」
「それそれ~。」
「優愛ちゃん、久我君と会ったことある?」
会ったこと・・・。
「うーん・・・、ないと思う。」
「まぁ、あんなカッコイイんだったら覚えてるよね。」
「うん。」
パク パク
「おいし~。」
「華菜・・・。」
パクパク食べてる華菜に呆れる萌花。
「あれ・・・、お前ら。」
うわっ・・・。
「男子~。」
「久我もいるじゃん。」
さっ
久我君から私を守るようにみんなが私を囲む。
そんなことをしていたら、久我君が口を開いた。
「俺が、さっき告白した人・・・。」
ん?
「名前って・・・。」
ま、さか・・・。
「名前も知らないで告ったの!?」
私よりも先に、萌花が聞く。
「うん。ごめん。」
「いや、いいよ。初めて会ったもんね。」
「え・・・?・・・あっ、分かった。そういうことか。」
ん?
分かった?