失恋したい!
麻紀が、泣きそうな顔で聞いてくる。
「っ・・・。」
「うちらは、優愛に彼氏なんて必要ないって程幸せにするよ・・・?」
「なのに・・・、途中から入ってきた男に渡すわけないじゃん。」
「絶対、顔でしょ。」
・・・・・・。
みんなは、こんなに心配してくれる。
でも・・・、でも・・・。
「大丈夫。私なら・・・。」
「でも・・・。」
「麻紀、優愛が決めたことだもの。諦めよ。」
華菜の発言にみんなが黙る。
「でも、認めないから。」
麻紀は、そう言った。
「優愛、何かあったらあたしたちに言って。あいつを絞めるから。」
亜美・・・。
「亜美、怖いよ。」
すかさず花香がつっこむ。
「「「「「「あははははは!」」」」」」
6人みんなで笑う。
「優愛、これだけは言っとく。何があっても、あたしたちの友情は変わらないから。」
「友達やめたいって言ってもやめないから。」
「うん。友達じゃないよ・・・、親友だよ!」
「だねっ!」
それから、いろいろ雑談した後みんなは帰って行った。