失恋したい!


麻紀が、泣きそうな顔で聞いてくる。

「っ・・・。」

「うちらは、優愛に彼氏なんて必要ないって程幸せにするよ・・・?」

「なのに・・・、途中から入ってきた男に渡すわけないじゃん。」

「絶対、顔でしょ。」

・・・・・・。

みんなは、こんなに心配してくれる。

でも・・・、でも・・・。

「大丈夫。私なら・・・。」

「でも・・・。」

「麻紀、優愛が決めたことだもの。諦めよ。」

華菜の発言にみんなが黙る。

「でも、認めないから。」

麻紀は、そう言った。

「優愛、何かあったらあたしたちに言って。あいつを絞めるから。」

亜美・・・。

「亜美、怖いよ。」

すかさず花香がつっこむ。

「「「「「「あははははは!」」」」」」

6人みんなで笑う。

「優愛、これだけは言っとく。何があっても、あたしたちの友情は変わらないから。」

「友達やめたいって言ってもやめないから。」

「うん。友達じゃないよ・・・、親友だよ!」

「だねっ!」

それから、いろいろ雑談した後みんなは帰って行った。



< 13 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop