飽き性の私達の恋
~8:42~
「「キーンコーンカーンコーン」」
""ガラガラ..""
「はい!ギリギリセーフ!」
私はあれからあの男の子のことを考えていた。
そしたら、気づいた時にはこんな時間になっていて、猛ダッシュして遅刻寸前に到着した。
「おーい、初日早々遅刻寸前って(笑)」
担任の先生がそう言って笑った瞬間クラスメイト全員が笑ってた。
「いやー、色々ありまして。猛ダッシュですわ(笑)」
「朝からいい運動して目が覚めたんじゃないか?(笑)」
「確かに!今日の授業は寝ないかも!」
「寝る前提でうけるな(笑)ほら、席に座れ!」
「はーい!」
私は自分の席に座った。
「りおんほんと中学からやること変わらない(笑)」
隣の席のモデルみたいに可愛い【山川 沙希(やまかわ さき)】がいった。
小学校は違うけど塾が同じで中学の時遊んだりお泊まりしたりしていた大事な友達。
「そんなに変わらないかな?(笑)」
「「全然変わらない!」」
さきだけでなく周りの全員がそう言った。
「えぇ、そんなにみんな共感するの?」
「ほんと裏表なくてなんか素直すぎる(笑)」
「それめっちゃわかる!」
「それな、素直に受け止めすぎる(笑)」
「まってまって、それ私褒めれてるの?(笑)」
「褒めてる褒めてる~」
「いや、真顔でいうな!(笑)」
「ハッハッハ」
やっぱり同じ中学校のこと話すと楽しいしほんと居心地いい。
恋愛での青春はなさそうだけど高校生活としての青春できそうだな。