悪魔との契約
「ねぇ、ゴ主人サマ。
貴方は今の状況を理解できないくらいに馬鹿なんですか?」
強く睨まれて罵倒の声がやってくる
「お前程度の者が俺に逆らえばどうなるかわかっているのか!
お前は俺の奴隷だよ。さぁ。死にたくなければこの鎖を解くんだ」
彼の無様な姿と言葉に
「ふふっ」笑いがこみ上げて…
「あははははは!」
ゾクゾクする
いつも、鞭持っていたのは貴方の方なのに
今はそんな貴方が俺の手の上でもがいて苦しんでいる
「ざまぁみろ☆」
楽しい
楽しい
楽しい
如何してこんなに楽しいんだ?
これは世界の全てを敵に回した行いなのに
そうか、わかった
貴方の青ざめる顔が
「ずぅっと見たかった」
ペチペチと先ほど奪った宝の中の1つをポケットから取り出した俺は貴方の頬に当てた
キラリとナイフが鈍く光る
「bye-bye」
赤い血しぶきが花のように広がって
真っ赤に染まって
鮮やかに
「あははははは!」
楽しくて楽しくて。
舞う舞う舞う
「復讐、一ツ目完了!」
あはははははははははははは