真夏
プロローグ
いつも完璧で、失敗を経験したことのない優
等生の華恋。
また、いつもおっちょこちょいで、何も成功
したことのない唯。
そんな正反対な2人は、中学1年生の時に、
同じクラスとなり、なぜか互いに不思議な気
配を感じたという。
「私たちは必ず出会う運命だった。」
誰もがこんな言葉、簡単に信じないと思う。
でも、これはきっと事実だったんだ。