高校1年生の恋の行方。
初めましてッ!
【✧*香side✧*】
「桃華ッ、走るの、はや…… ちょっと、タンマ…!」
私が足を止めたその時
2年生の廊下で女の子1人と男の子2人で話してる人影が見えた。
「あっ……」
また、また目が合った。
そう、今朝のあの人。やっぱりかっこいい。
…でもあれ、彼女さんかな……。
「香 何見てんの??って、え!あの人かっこいい…」
桃華も私と同じ方を見ていた。
「あ、あのね桃華、あそこにいるスラッとしてて髪が黒い人が今朝目が合った人で、今もまた目が合って…」
なんだ私。顔が熱くなってきた。今もしかして顔真っ赤?なんで??
「てか!桃華がかっこいいって人は??一目惚れしちゃった??」
今日からかわれたからお返し。からかってみた。
「うん… 香と目が合ったって言ってた人の隣の……」
あれ…、桃華ってこんなキラキラした顔するんだ。可愛い。恋する乙女って感じだ。桃華、滅多に一目惚れなんてしないのに。
確かに桃華が一目惚れするだけあってその人もとても綺麗な顔立ちだ。
茶色く染められた髪は痛むことなくサラサラで、綺麗なパッチリ2重。
私が一目惚れした人とは違うタイプ。
クール系と子犬系。
すると話を終えた男の子2人がこちらに向かって歩いてきた。
「あっれ〜?初めて見る顔だ」
茶髪くんが言った。
「………」
私も黒髪くんも開いた口が塞がらない。
その静寂を壊すように弱々しい声で桃華が
「…私ッ、1年の如月 桃華です…///」
「1年生か~!なら初めて見るはずだ。俺が女の子の顔忘れるわけないもんね!」
ちゃらい。
「俺は池田 龍矢!桃華ちゃん、可愛い名前!!よろしく!!」
「あ、えっと…私は「おーい!!碧!龍矢!春限定桜パン売り切れちゃうぞ〜!!」
あ、遮られた。
「まじか!やべえ!!今行く!!碧行くぞっ!!!」
そのまま2人は走っていってしまった。
「桃華、顔真っ赤、ゆでダコみたい」
「だって、今、今可愛いって龍矢先輩が……」
恋する乙女は可愛い。
「…………碧 先輩か」
「桃華ッ、走るの、はや…… ちょっと、タンマ…!」
私が足を止めたその時
2年生の廊下で女の子1人と男の子2人で話してる人影が見えた。
「あっ……」
また、また目が合った。
そう、今朝のあの人。やっぱりかっこいい。
…でもあれ、彼女さんかな……。
「香 何見てんの??って、え!あの人かっこいい…」
桃華も私と同じ方を見ていた。
「あ、あのね桃華、あそこにいるスラッとしてて髪が黒い人が今朝目が合った人で、今もまた目が合って…」
なんだ私。顔が熱くなってきた。今もしかして顔真っ赤?なんで??
「てか!桃華がかっこいいって人は??一目惚れしちゃった??」
今日からかわれたからお返し。からかってみた。
「うん… 香と目が合ったって言ってた人の隣の……」
あれ…、桃華ってこんなキラキラした顔するんだ。可愛い。恋する乙女って感じだ。桃華、滅多に一目惚れなんてしないのに。
確かに桃華が一目惚れするだけあってその人もとても綺麗な顔立ちだ。
茶色く染められた髪は痛むことなくサラサラで、綺麗なパッチリ2重。
私が一目惚れした人とは違うタイプ。
クール系と子犬系。
すると話を終えた男の子2人がこちらに向かって歩いてきた。
「あっれ〜?初めて見る顔だ」
茶髪くんが言った。
「………」
私も黒髪くんも開いた口が塞がらない。
その静寂を壊すように弱々しい声で桃華が
「…私ッ、1年の如月 桃華です…///」
「1年生か~!なら初めて見るはずだ。俺が女の子の顔忘れるわけないもんね!」
ちゃらい。
「俺は池田 龍矢!桃華ちゃん、可愛い名前!!よろしく!!」
「あ、えっと…私は「おーい!!碧!龍矢!春限定桜パン売り切れちゃうぞ〜!!」
あ、遮られた。
「まじか!やべえ!!今行く!!碧行くぞっ!!!」
そのまま2人は走っていってしまった。
「桃華、顔真っ赤、ゆでダコみたい」
「だって、今、今可愛いって龍矢先輩が……」
恋する乙女は可愛い。
「…………碧 先輩か」