契約書は婚姻届
離れた顔をおそるおそる見上げると、愉しそうに笑っている。
ばくばくと早い鼓動に、心臓は暴発しそうだった。
「こい!」
膝の上から朋香を突き落とすと、引きずるように尚一郎は手を引っ張る。
「僕が知らないとでも?
朋香の携帯にはGPSをつけてあるし、ひとりで外出するようになってからは、シークレットサービスだってつけてある」
「や、やだ!」
嫌がっても手首を痛いくらいに掴んだまま引き摺っていき、尚一郎は階段を上がると、バン! と乱暴に朋香の部屋のドアを開けた。
部屋の中に入ると思いっきり朋香をベッドに突き飛ばす。
「毎回、あの、井上とかいう男と会っていたんだろう?」
「ひぃっ」
するりと頬を撫でられ、思わず小さく悲鳴が漏れる。
「それだけでも許せないのに、今日はキスまでしたんだろう?」
ばくばくと早い鼓動に、心臓は暴発しそうだった。
「こい!」
膝の上から朋香を突き落とすと、引きずるように尚一郎は手を引っ張る。
「僕が知らないとでも?
朋香の携帯にはGPSをつけてあるし、ひとりで外出するようになってからは、シークレットサービスだってつけてある」
「や、やだ!」
嫌がっても手首を痛いくらいに掴んだまま引き摺っていき、尚一郎は階段を上がると、バン! と乱暴に朋香の部屋のドアを開けた。
部屋の中に入ると思いっきり朋香をベッドに突き飛ばす。
「毎回、あの、井上とかいう男と会っていたんだろう?」
「ひぃっ」
するりと頬を撫でられ、思わず小さく悲鳴が漏れる。
「それだけでも許せないのに、今日はキスまでしたんだろう?」