契約書は婚姻届
第4話 義実家って面倒臭い
……暇だ。
バレないようにあくびを噛み殺し、落ちないように尚一郎に抱きつく。
相変わらずの尚一郎の膝の上、朋香はこれは仕事だと最近割り切っていた。
夕食の後は必ず、リビングで尚一郎は朋香を膝の上に座らせる。
そしてそのまま、たいていタブレットを見ている。
なにをしているのか気になってそっと覗いてみたが、どうも株価の情報を見ているらしい。
朋香が覗いていることに気付くと、ふれるだけのキスをしてくる。
何度も、何度も。
はじめは下ろせと暴れていたが、絶対に下ろしてもらえない上に尚一郎は堪えてないようなので無駄なことはやめた。
さらには結局、これは仕事だと割り切ることにした。
仕事ならば、仕方ないと思える。
「朋香?
眠いのかい?」
「えっ、あっ、……いいえ」
バレないようにあくびを噛み殺し、落ちないように尚一郎に抱きつく。
相変わらずの尚一郎の膝の上、朋香はこれは仕事だと最近割り切っていた。
夕食の後は必ず、リビングで尚一郎は朋香を膝の上に座らせる。
そしてそのまま、たいていタブレットを見ている。
なにをしているのか気になってそっと覗いてみたが、どうも株価の情報を見ているらしい。
朋香が覗いていることに気付くと、ふれるだけのキスをしてくる。
何度も、何度も。
はじめは下ろせと暴れていたが、絶対に下ろしてもらえない上に尚一郎は堪えてないようなので無駄なことはやめた。
さらには結局、これは仕事だと割り切ることにした。
仕事ならば、仕方ないと思える。
「朋香?
眠いのかい?」
「えっ、あっ、……いいえ」