俺様社長にハートを撃ち抜かれました
突然の訪問者
ある日の夜。
「あのさ…
」
ピーンポーン
禅が何か言いかけた時、チャイムがなった。
「はーい…
って、お母様?」
「藍羅さん!来ちゃった♡」
そう言って、てへっと笑ったのは禅のお母さん。
「こんな時間になんだよ?」
思ったことが口に出た?と思ったけど、禅も同じことを思っていたみたい。
「ふふふっ
ちょっとね〜
あなたたちにこれをあげようと思って!
後で見てね。」
そう言って、私にずっしりと重い紙袋を押し付けてきた。
「じゃあ、これだけだから!
また来るわね〜」
「え、あ、ありがとうございます。
いつでもいらしてください。」
呆気に取られながらも、見送る。
すぐに帰っちゃったな…