俺様社長にハートを撃ち抜かれました
禅にも教えないと!!
禅が帰ってくるのをソワソワしながら家で待つ。
だけど、落ち着かなくて、ぐるぐる歩き回ったり、隅っこを掃除したり…
禅が帰って来てドアの音がするまで、落ち着かなかった。
「ただいま〜」
「お、おかえり…
あのね…」
「どうした?」
帰ってきていきなり、私にそう言われたからか、禅もびっくりしながらも聞こうとしてくれている。
「赤ちゃんできた…」
「…
まじで…?」
「うん。」
そして、ぎゅっと抱きしめられる。
「藍羅…ありがとう!!
好きだ!」
そう言われて、私は嬉しくて泣きそうになる。
「新しい家族が出来たんだな…」
禅がしみじみとそう言う。
まだ男の子か女の子かも分からないけど、私と禅はこのお腹の子が無事に産まれるのを祈り、子供が出来たことを喜んだ。
「藍羅…これからも俺と一緒に居てくれる?」
「もちろん!」
私達は、この子が産まれるのを楽しみにしながら過ごした。
…end