俺様社長にハートを撃ち抜かれました
「どうだ?良くなったか?」
「ん…」
だけど、身体が熱っていて、暑い。
「ちょっと待ってろ…」
そう言って、ベットから離れようとした禅をとっさに引き止めてしまった。
「まって…」
今は、何故か1人になりたくない…
「着替え持ってくるから…」
そういわれたけど、私は離れたくなかった…
「はぁ…」
そうため息をついたけど、禅はどこかに行くのをやめたみたい。
良かった…
そう思っていたら、涼しい風がさぁっと来た。
目を少し開けてみると、禅がうちわで私をあおいでくれていた。
いつ持ってきたんだろう…
気になったけど、風が心地よくて、私はまた、目を閉じた。