俺様社長にハートを撃ち抜かれました
「早く服着ろよ…
流石に、俺も我慢出来なくなるけど?」
「っ…!
着る!着るから…出てって!」
ちょっと意地悪そうに言われて、このまま襲われてもいいかもとか少し頭によぎったけど、私はそこまで変態じゃない…
「ふっ…早く来いよ?」
「っ!分かったわよ!」
禅が部屋の外に出たのを確認してから、肩の力を下ろす。
「ふぅ…」
そう言えば、今何時だろう…?
この部屋って時計ないよね…
ケータイは…私の部屋か…
とりあえず、サイドの机に置いてあったバスローブを着る。
禅が用意してくれたのかな…?
着てみたけど、私には少し大きかった。
ぶかぶかだけど、着ないよりはいいでしょ…
最後にキュッと紐を結んで、部屋を出る。