俺様社長にハートを撃ち抜かれました
料理を並べ終えて、椅子に座ると、目の前で禅が固まっていた。
「どうしたの?」
「…藍羅…さそってんの?」
「なにが?」
それより、ご飯が冷めちゃう!
「はぁ…何でもない…」
「ふーん。じゃあ、食べよ?
いただきまーす!!」
うん、我ながら美味しい(^^)
禅も何も言わずに食べてくれてる。
口に合うといいんだけど…
「…ごちそうさま…」
どうだったかな…?
一応全部食べてくれてるけど…
「…美味しかった…」
気になって、見すぎていたのか、禅がそう言ってくれた。
良かった〜!
思わず、にやけちゃう。
禅は空いたお皿を流しに運んでくれて、リビングを出た。
私も早く食べちゃおう!
残り少しのパンを口に頬張って、お皿を洗う。