俺様社長にハートを撃ち抜かれました
結婚式
…ピピピピ…
朝、いつもより早い時間にアラームがなる。
「ふぁぁ…」
横を見てみると、気持ちよさそうに禅が寝てる。
だけど、早く起こさないと…
今日は結婚式なんだから!
「禅…禅…起きて!」
「んぁ…はよ…」
んぁ…だって!
寝起きの禅…かわいい…!!
まだ眠いみたいだけど、起きてくれた。
「おはよ。私、準備してくるから、禅も起きてね?」
「あぁ…」
よし、準備しないと!
昨日の今日で、エステとかは行けなかったけど、パックしたり、お手入れはちゃんとした。
メイクは会場でしてくれるらしいから、軽くにしておく。
「ふふふん♪」
私は結構楽しみで、つい鼻歌を歌っていた。
「ご機嫌だな…」
「うわぁ!」
いつの間にか、後に禅が立っていた。
聞かれた?
恥ずかしい…
「藍羅…こんないきなりだし、望んでもいない結婚で嫌だよな…
ゴメンな…」
私が結婚が嫌なのに、無理に明るくしていると思ったのか、禅にそう言われた。