俺様社長にハートを撃ち抜かれました
お父さんの運転で、どこかに向かう。
着いた所は…高級旅館だった。
こんな所、初めて来た…
「いらっしゃいませ。」
自動ドアをくぐると、スタッフが揃ってお出迎えをしてくれた。
綺麗な内装に生け花。
いかにも“高級旅館”って感じの所だった。
「立花さんと待ち合わせしている、樋口ですけど…」
「樋口さまですね。お待ちしておりました。
こちらにサインお願いします。」
お父さんとお母さんがサインして、何故か私も書いた。
こういうのって、1人がやればいいと思っていたけど、全員がやるんだ…
「それでは、ご案内致します。」
えっ!?
もう来てるの?
どんな人だろう…
断ると決めていても、気になるものは気になる。