俺様社長にハートを撃ち抜かれました




仕事を手伝い始めて2週間がたった。






プルルル…



こんな時間になんだろう…



朝9時。


今日も禅は朝早くに仕事に行って、私も掃除を終わらせたところだ。



ケータイを見ると、表示は禅の名前。



「もしもし?」


通話ボタンを押して電話に出た。



(あ、藍羅?

今家にいるか?)



「うん。いるけど…」



なんか、声が焦っていた。



(俺の部屋の机に茶色い封筒2つ無い?)



封筒?


禅の部屋に入り確認すると…



あった…



「禅?あったよ?」



(やっぱり!!
それ、悪いんだけど持ってきてくれないか?

今手が離せなくて…でも今日必要なんだ…)



「うん。分かった。


今から行くね。」



私はそう言って、電話を切る。


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