俺様社長にハートを撃ち抜かれました




「こ、こんにちは…」


会社に入ると、広いエントランスがあり、受付嬢が居た。




「こんにちは。

どうされましたか?」




「えっと…

社長に呼ばれて…」



こういう所は来たことがないから、緊張する。


「どう言った要件でしょうか?」



なんて言えばいいんだろう…


忘れ物を届けに…?


届けものです?



「これを頼まれて…」



封筒を出して見せる。




「確認しますので、少々お待ちください。」



…怪しまれてるのかな?



受付嬢は目の前で、どこかに電話をかけていた。




「か、かしこまりました。」



どうしたんだろう…


なんか、焦ってる?




「しゃ、社長がいらっしゃるそうなので、そちらで少々お待ちください。」


エントランスのソファーを指して言われた。

禅来てくれるんだ。



仕事大丈夫なのかな?




そう思って待っていると、後から声が聞こえた。



「藍羅!」




振り返ってみると、少し急いだ様子の禅がいた。




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