俺様社長にハートを撃ち抜かれました
ケンカと誤解
会社に行った日から、頼まれる量が少しずつ増えた。
そして、毎日家事をやりながら仕事をするという、時間に追われる日が続いた。
「ふぅ…」
疲れた…
ご飯…どうしようかな…
最近の夜ご飯は、一人で食べることが多い。
朝起きると、残っていることもある。
忙しいのは分かるけど、ご飯は食べてほしいな…
たまには一緒に食べたいし…
疲れているのもあり、最近禅とゆっくりした時間が取れなくて、少し寂しい。
「少しくらい、一緒に居てくれてもいいのに…」
1人でそう呟いて、少し不貞腐れながらも、ご飯を作った。
そして、今日も1人でご飯を食べて、禅の帰りを待った。