お願いだから、好きだと言って!!
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あれから2週間程たった頃。
私が雅さんに必死に懇願したところ……
なんとか一緒にキッチンに立って、料理を教えてくれることになりました!
そして今、雅さんと夕飯の支度中です。
「じゃあ、そのキャベツ洗って千切りにしてくれる?」
「はいっ!」
雅さんと私との距離は、まだ遠い。
触れることはもちろんNGだし、隣に並んでいても一定の距離が保たれている。
それでも普通に話しかけてくれるようになってきた雅さんは、やっぱりあの日から変わったきたと思う。
そんな雅さんの変化が嬉しいのと、料理を教えてもらえていることの幸せとで、私の心はウキウキワクワクだ。
雅さんからの指示に、勢いよく返事を返した私は早速キャベツの千切りに取り掛かる。
今日のメニューはポトフ。
その中にキャベツの千切りも入れるらしい。
想像するだけで、コンソメスープが染みたペタペタの野菜が美味しそうでお腹がすいてくる。