お願いだから、好きだと言って!!
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私を出迎えてくれたのは、イケメンなお兄さん。
その人は、とてもクールな印象で、話しかけにくい感じの人だった。
「あ、あの……お母さんに言われて、来たんですけど」
人見知りの私は、上手く話せない。
そもそも、お母さんの知り合いの子が男の子なんて一言も聞いてない!
同じ高校に通う子がいるって言ってたから、妹とかがいるんだろうか。
若しかしたら友達になれるかもなんて、密かに期待をしていた。
「……ちっ、女なんて聞いてないんだけど」
……えぇ!?
今、舌打ちされました?
ドアを開けたまま壁に寄りかかっているその彼は、とても不機嫌そうだ。
そんなオーラを放ちながらもイケメンな顔は崩れていないからすごい。