お願いだから、好きだと言って!!
恋という恋は初めてだった。
好きだと思うこの気持ちが、こんなものなんだと、こんなに幸せなんだと思っていたのに。
真里奈が俺に近づいてきた理由は、ただ俺が彼氏ということが自慢になるという理由。
そんな奴に恋をしていたなんて、虫唾が走る。
思い出すだけで腹が立つ。
それから俺は、近づいてくる女は来るもの拒まず。
ただ期待だけに答えていった。
それだけで満足するのなら、とことん利用してやろうと。
所詮俺の外見しか興味がないんだから。
本気の恋なんて……
そんなのしたって、無駄じゃねぇか。
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