お願いだから、好きだと言って!!
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それから3日後の月曜日。
学校から、久しぶりに佐伯家に帰る。
たった1週間と少しの家出なのに、長い間旅をして帰ってきた気分。
絶対蓮くんに理由を聞き出すと決意して帰ってきたとはいえ、やっぱり緊張は止まらない。
高級マンションのインターホンを鳴らすと、出てくれたのはやっぱり葵くん。
その声さえも懐かしく感じた。
「……ただいま」
「おかえりー!もう、絃ちゃんが居なくて寂しかったんだから」
どんな顔をして会えばいいだろう……
そんな不安も吹き飛ばすくらいに、葵くんが飛びついてきた。
その反動で自分の身体が支えられずによろけてしまう。
でも、ついこの前と変わらない葵くんの笑顔に、私も笑顔になった。