彼の友達
初恋
偶然、靴箱で、高1の時のクラスメイト、ジュウと出くわした。
声はかけられない。無言で靴を履き替える。
イヤホンから、B’zが流れてくる。
高2まで、ジュウのことが好きだった。
高1の時に、体育祭の応援団を一緒にしたのがキッカケで、恋をした。
初恋だった。
彼と話を合わせたくて、レンタルCDショップでB’zを借りたりした。
彼から借りる勇気はなかった。
CDの貸し借りとか、ちょっと夢だったけど。
高2の修学旅行で、ジュウと2人で撮ってもらった写真が1枚だけあった。
その写真は、現像してからも恥ずかしくて見られなくて、机の引き出しに伏せて置いた。
のちに、他校に彼女がいることを風の噂で聞き、写真を燃やした。
撮って貰ったのに、結局、1回しか見なかった。
「あ、ジュウくーん!」
彼を呼ぶ、女子の声
「おっす!」
いいな…
私は、雑談ができない。
ジュウにはもう、恋愛感情はないが、せめて、ちょっとぐらい雑談がしたい。
でも実際、挨拶すらできなかった。
次に人を好きになったら、ちゃんと、できるようになるのだろうか。
声はかけられない。無言で靴を履き替える。
イヤホンから、B’zが流れてくる。
高2まで、ジュウのことが好きだった。
高1の時に、体育祭の応援団を一緒にしたのがキッカケで、恋をした。
初恋だった。
彼と話を合わせたくて、レンタルCDショップでB’zを借りたりした。
彼から借りる勇気はなかった。
CDの貸し借りとか、ちょっと夢だったけど。
高2の修学旅行で、ジュウと2人で撮ってもらった写真が1枚だけあった。
その写真は、現像してからも恥ずかしくて見られなくて、机の引き出しに伏せて置いた。
のちに、他校に彼女がいることを風の噂で聞き、写真を燃やした。
撮って貰ったのに、結局、1回しか見なかった。
「あ、ジュウくーん!」
彼を呼ぶ、女子の声
「おっす!」
いいな…
私は、雑談ができない。
ジュウにはもう、恋愛感情はないが、せめて、ちょっとぐらい雑談がしたい。
でも実際、挨拶すらできなかった。
次に人を好きになったら、ちゃんと、できるようになるのだろうか。