女人天国
思わず口から出た言葉。

もちろん嘘。

由良には彼氏はおろか、男友達すらいない。

「え?マジ?」

明らかに動揺を見せている雄大。

まずそこをリサーチすべきだろう。

雄大は簡単にゆうきの言葉を信じた。

これで諦めてくれるだろうとゆうきは思ったが、そう甘くはなかった。

「まあ、略奪愛もありかな」

「は!?」

ゆうきは一瞬自分の聞き間違いかと思ったがそうではないらしい。
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