君はガーディアン ―敬語男子と♪ドキドキ同居生活―
「私に、何かできるんでしょうか、征治さんも、礼門も、お父さんから聖獣を継いだとおっしゃっていました、そうであれば、私も、母から継ぐべきではないのでしょうか? その、白虎を」
「……聡明な方ですね、貴女は」
そう言うと、征治さんはココアを一口飲んで、息をついた。
「守護聖獣管理部門の人間としては、あなたに、奥様に替わって、白虎の主になっていただきたいと思っています」
征治さんは、私から視線をそらしながらそう言った後、私に向き直り、まっすぐに瞳を見て、続けた。
「……ですが、幼かった素子ちゃんを知っている自分としては、守護聖獣とは無関係でいて欲しい、と、思ってしまうんですよ」
そう言う征治さんの瞳は、なんだか悲しそうにも見えた。
「……聡明な方ですね、貴女は」
そう言うと、征治さんはココアを一口飲んで、息をついた。
「守護聖獣管理部門の人間としては、あなたに、奥様に替わって、白虎の主になっていただきたいと思っています」
征治さんは、私から視線をそらしながらそう言った後、私に向き直り、まっすぐに瞳を見て、続けた。
「……ですが、幼かった素子ちゃんを知っている自分としては、守護聖獣とは無関係でいて欲しい、と、思ってしまうんですよ」
そう言う征治さんの瞳は、なんだか悲しそうにも見えた。