君はガーディアン ―敬語男子と♪ドキドキ同居生活―
あなたのために、わたしのために
「姉さん、これ」
そう言って、礼門が私に差し出したのは、ウェアラブルデバイスだった。
そういえば、最初に礼門と征治さんがそれぞれの守護聖獣を見せてくれた時、このデバイスをかざしていた事を思い出す。
礼門は黄色、征治さんは青色だったけれど、今礼門が渡してくれたのはグレー。灰色だった。
「これは、今はまだブランク状態、何も入っていない、これに、白虎を封印する、勝ちたいという強い意志が、白虎を捕らえる」
通常は、その『意志の力』を鍛える為に、修行が必要らしい。
特別な修行もしていない私に、守護聖獣に打ち勝つ事ができるのだろうか。
腕につけて、触れる。冷たいはずのそれは、少しだけ温かかった。
そう言って、礼門が私に差し出したのは、ウェアラブルデバイスだった。
そういえば、最初に礼門と征治さんがそれぞれの守護聖獣を見せてくれた時、このデバイスをかざしていた事を思い出す。
礼門は黄色、征治さんは青色だったけれど、今礼門が渡してくれたのはグレー。灰色だった。
「これは、今はまだブランク状態、何も入っていない、これに、白虎を封印する、勝ちたいという強い意志が、白虎を捕らえる」
通常は、その『意志の力』を鍛える為に、修行が必要らしい。
特別な修行もしていない私に、守護聖獣に打ち勝つ事ができるのだろうか。
腕につけて、触れる。冷たいはずのそれは、少しだけ温かかった。