【短編集】先生×生徒〜しあわせStory〜
そう考えてるとタイミング良く先生が口を開く
「で、話ってなに?」
『先生…私の事、好き?』
「…何でそんな事聞くんだよ」
『だって先生冷たいし、全然連絡してくれないし…私先生の事好きだけど、無理して付き合ってもらってるんだったら嫌だ』
先生は一瞬驚いたような顔をしたが、すぐにいつもの真剣な顔に戻る
「別に、無理なんてしてねーよ」
『じゃあ何で…私たち付き合ってるんだよね?』
先生は答えてくれない
『私先生の気持ちが分からない…私がしつこかったから仕方なく付き合ってくれたの?』
下を向いて黙ったままの先生を見て、
普段の私には考えられないようなネガティブな考えがたくさん思い浮かんで
泣きそうになってくる…
『そうだったなら…ごめんね。別れ…』
″別れよう″そう言おうとした瞬間
先生は勢いよく私を抱きしめた。