【短編集】先生×生徒〜しあわせStory〜




私は急いで着替えて翔子とグラウンドに向かってる、その途中




「冴島!」


どきっっ


早瀬先生だ…


落ち着け、私




「冴島、体育委員だったよな?」

『あ、はい』

「今日から日誌付けなきゃいけなくなったんだよ。書き方教えるから、放課後準備室来てくれる?」

『分かりました』




嘘…

願ってもない奇跡




そういえばこの間、もしかしたら先生と少しは仲良くなれるかもと思い体育委員になったんだった




うわあ、緊張する





せっかくの早瀬先生の授業というのに、放課後のことばかり考えてしまいあっという間に体育の時間は終わってしまった



だって今まで早瀬先生としっかり話したことなんてないんだもん。






よし、さっさと着替えて髪型整えよーっと


そう思い翔子と制服に着替えてると


「ねえ、美鳥」

『ん?』

「そういえば放課後、担任にも呼び出されてなかった?」

『あ!!!忘れてた…どーしよ』


早瀬先生と放課後を過ごす妄想ばかりしてて、てっきり忘れてた



「よし!ここは先に担任の説教ササっと終わらせて、早瀬先生にゆっくり日誌の書き方教えてもらいなよ」


翔子がニヤニヤしながら言ってくるもんだから、少し癪に触るがそうするか…





帰りのHRが終わり、私は翔子に手を振ると一目散に職員室にいる担任の元へ向かった。




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