君の秘密を聞かせてよ。
開けた瞬間、優しい春の香り。
暖かい風が頬に当たって綺麗な青空が目に入った。










「わぁ、、、!凄い」


「俺の避難場所」


「避難場所?」


「あんま人と群れたくないから、ここによく来る」
















あ、なるほど。南くんだから有り得るかも、、、。
私は緊張した気持ちで屋上に足を踏み入れた。


授業をサボったうえで、立ち入り禁止の屋上に入るだなんて由衣が聞いたら驚くだろうなぁ。













「凄い気持ちいね」


「まあ、昨日雨だったら。こっち」


「え?」



< 12 / 22 >

この作品をシェア

pagetop