2度目のFirst Love
私お店の名前送ったっけ?


送ってないよね?



「ここ、一度だけ来たことあったから、写真見てもしかしてと思ったんだ」

「え? そうなの?」

「学校の最寄り駅だからね」



そういえば秋生は制服を着ている。



「部活だったの?」

「そうだよ」

「休みの日なのに大変だね」

「もう慣れたよ。 心は何してたの?」

「今日は頼まれて雑誌の撮影?行ってたよ」

「へぇ、だからいつもと違うんだ」



ジロジロ見られて落ち着かない。


別に悪いことなんてしてないのに、全て見透かされてるみたいでそわそわしてしまう。



「やっぱりプロにメイクとヘアーやってもらったら全然違うよね。 いい記念になったよ」

「もうやらないの?」

「やんないよ。 お願いされたから今回は引き受けたけど、場違いだなって思ったから。 それにね、ここで働かせてもらう事になったから、他をする余裕なんてなくなると思うんだよね」



秋生は少しびっくりした顔をした。





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