2度目のFirst Love
今日のバイトも無事終わり、マスター達に挨拶をしてお店を出た。


すると知ってる姿を見つけた。



「うーちゃん!?」



慌てて駆け寄ると「お疲れ」と言われた。



「お疲れさ__じゃなくて! 何でいるの!? 部活は!?」

「今日は早く終わった」



嘘つき。


この時間にここにいるって……早く終わり過ぎでしょ。


私が昨日変な事言ったから?


歩道の手すりに座ってるうーちゃんに抱きついた。


首に回した腕に力を入れると、うーちゃんにタップされた。



「苦し__」

「ごめん。 それから、ありがとう……」

「俺が迎えに来たかっただけだから気にすんな」



離れてホッペにキスをした。



「うーちゃん大好き!」

「なんかヌルッとする」

「あ、ごめん! リップ塗ってたんだった!!」



ハンカチでうーちゃんの頬っぺたを拭いていたら笑われた。


私まで笑ってしまった。



「隣の駅まで歩かない? 紀美子さんが作ったケーキ色々試食しちゃってお腹パンパンなの」

「はいはい」



立ち上がったうーちゃんの腕に自分の腕を絡めた。





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