2度目のFirst Love

高畑先生が遅れてきたせいでお昼の時間がずれ込んでしまった。


みんなとお昼食べようって言ってたけど、無理そう。



「寝落ちせずにちゃんとしろよな〜」



そう言って渡された採点済みのテストには92点と書かれていた。



「ケアレスミス、気を付けろよ」



勿体ない間違えばっかり。


まぁ点数良かったからいっか。



「昼飯食べたら準備して体育館な」

「……え？」

「あれ？ 言ってなかったか？ 罰として今日バスケ部マネージャーの手伝いしろって言ってただろ？」

「え！？ 初耳ですけど！？」

「あはは、そうだっけ？ まぁいいや。 取り敢えずそういう事だから宜しくな」



そう言って高畑先生は笑いながら教室を出て言った。


適当過ぎでしょ！！


スマホを見るとみんなとのグループLIMEにメッセージが届いていた。


今終わったからお昼一人で食べると送ったら、愛からショボンとした可愛いスタンプが送られてきた。


私もみんなとお昼食べたかったよ……。


取り敢えず早くご飯食べて準備しよう。