2度目のFirst Love
目的地?に着いてビックリ。


何で急にここ!?



「好きなの? 夢の国」

「好きでも嫌いでもないよ。 チケットもらって持ってたの思い出したから、普段使う暇ないしたまにはいいかなって思って。 好きじゃなかった?」

「好き!!」



嫌いな女の子なんているの!?


いないでしょ!


秋生に笑われてしまった。



「でも私とでいいの? 他にもいるんじゃ__っ」



ほっぺに秋生の手が触れ、おでこがくっついた。


驚き過ぎて言葉にならない。



「心と来たいと思ったから誘ったんだよ。 分かった?」



上手く声が出なくて首を縦に振った。


距離ができてホッと胸を撫で下ろした。


心臓止まるかと思った。


私ばっかりドギマギしてて、秋生は涼しい顔してる。


そういう態度を見ていると、女の子の扱いは慣れているんだろうなと気分が落ち込んだ。


けど夢の国に足を踏み入れた途端テンションが上がってしまった。


私ってばなんてゲンキンなやつなんだろう……。


マップを広げると秋生の顔が側に寄って来た。


ここ最近は距離感が近い気がするけど……気のせいかな?


意識してるから近く感じるだけなのかもしれない。





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