2度目のFirst Love
今日は愛に色々聞かれたな〜。



「おはようございます」

「おはよう」



バイト先に着くと、紀美子さんが笑顔で出迎えてくれた。


カウンターの中にはマスター。


フロアには涼介君。


なんだかホッとする。


この場所に馴染めたって事なのかな。



「後でコーヒー飲んで」

「うん! 自己評価は?」

「8.5」

「楽しみ!」



今日は宿題をやりながら手伝いをしてくれる涼介君。


進学校に通ってるから勉強大変そう。


家に帰ってからも勉強してるみたいだし、私も見習わないと。



「いらっしゃいませ」



入ってきた人たちは秋生と同じ学校の制服を着ていた。


あ……。


練習試合で秋生を応援してた子だ。


注文を取りに行くと、ジーッと顔を見られた。


なんだか気まずくて気づかないふりをした。



「アイスラテ2つとアイスティー1つお願いします」



マスターに注文を伝えると笑顔が返ってきた。


気にしないようにしようとしても、耳は彼女たちの方に向いてしまう。



「早瀬君とはどんな感じなの?」



さっそくの気になる内容に心臓が飛び跳ねた。




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