2度目のFirst Love
テーブルの上に置いている直のスマホが震えた。



「篠宮じゃん。 めずらし。 何だよ。 え? 秋生? 秋生なら今一緒に__ちょ、変わる」



直にスマホを差し出された。



「俺に?」

「よくわかんねーけど、急ぎみてー」



篠宮が俺に用事?


しかも急ぎの?


スマホを耳に当てた。



「もしもし、変わっ__」

「心が事故って病院に運ばれた!」

「……は?」

「意識不明で運ばれて今オペしてるッ__急いでS病院まで来い!!」



一方的に電話を切られた。



「秋生? 篠宮君何だって?」

「ココが……事故で病院……意識不明で__っ」



頭の中が真っ白で全身から血の気が引いていく。



「何ボーッとしてんだよ!!」



直に肩を掴まれハッとした。



「そうだよ! 急いでココのところ行こう!!」



しっかりしろ!!



「あぁ」



財布とスマホを握りしめて急いで家を出た。


ココ……っ、もう君を喪いたくない……!





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