2度目のFirst Love
秋生と一緒にスポーツシューズの専門店に入った。


このお店はうーちゃんに教えてもらった。



「何買うの?」

「ランニング用のシューズだよ。 秋生は?」

「俺は取り寄せてもらったシューズを取りに来ただけだよ」

「そうなんだ。 じゃあ、私はちょっと見に行ってくるね」



私たちは店内で別れた。


ランニング用のシューズはたくさんあって、どれにしたらいいか迷う。


取り敢えず気に入ったデザインのシューズ履いてみよっかな。


気に入ったデザインのシューズを片っ端から履いていった。


洋服でも靴でも何でも、試着って疲れる。


でも試着の甲斐あって買いたいものが見つかった。



「それにするの?」

「え!? わっ!? いたの!?」

「いない方が良かった?」

「そうじゃなくて! 受け取るだけみたいだったから、もう帰ったのかと思ってた。 あービックリした」

「あはは、ごめん。 良かったらカフェでも行かない?」

「行く!!」



食い気味に返事をしてしまった。


秋生に思いっきり笑われてしまった。





< 9 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop