言えない恋
「芽衣ちゃん…このことが世間に公表したら、きっと…いや絶対大変な人生になるよ?それでも大丈夫?」
「え…?‥大丈夫です!!そんなの私には関係ないですから!!」
「分かった」
ん…?
倉岡さん?
「まぁ俺に迷いはないから。仕事も今以上に力入れる予定だし、倉岡にも余計な心配なんてさせねぇよ。芽衣もちゃんと分かってるみたいだからな」
「分かったよ。お前のことだから心配なんて必要ないよな」
「うん。じゃあ帰るわ」
え?!
話は終わったの?
なんか最後はあっさりしてますね‥
「芽衣ちゃん」
「はい?」
玄関の所で倉岡さんに呼ばれた
「壮介のこと頼むよ。あいつ、あぁ見えて実は弱かったりするから」
「え?あぁはい分かりました!!任せてください。今日はありがとうございました。私も頑張ります」
「こっちこそありがとう。またね」
「はい!!」
倉岡さんのホッとしたような笑顔
壮介のこと本当に大切にしてるのが分かった
私も壮介のことが大切だよ
だから私も力を抜いちゃダメだよね
「芽衣?早く行くぞ」
「うん」
「また明日な。倉岡」
「おう」
壮介はみんなと違った人間?
いや、そうじゃないよ
みんな一緒。
特別に思うのはそれぞれの意見だから。