言えない恋
嘘はつけない想い…
Mei
今日はX'mas
色とりどりのイルミネーションで飾られ、輝きを増した街に私はいた
「芽衣、早く!!」
「うん、待って〜♪」
甘い声で答えると、早歩きで近づく
周りはカップルだらけで甘い時間を過ごしている
私だって…‥
ラブラブ…―
「ちょ、ちょっと?!何やってんのっ??」
「…え?!」
あぁ…
そうだった
「腕なんか組んでこないでよ。女同士でチョー惨めじゃん!!」
そう。
私は今、ラブラブな雰囲気なんかじゃありません…
X'masってゆうのに、壮介は急な仕事ができて、デートができなくなったんだ
"2連休なんて久々!!"
なんて喜んでたくせに、2日ともダメになっちゃうなんて…
寂しい。(泣)
「ごめん…つい…」
隣の歩美にボソッと謝ると、周りのカップルをチラ見し肩を落とす
今は壮介はいないんだ…
歩美に変に思われたかな…
X'masは日曜日なため、すごく暇になった私は、同じ理由でX'masがフリーになっちゃった歩美と寂しくデート中なのです…。
「壮介、今ごろ何してるんだろ…」
「仕事でしょ?」
「…うん」
分かってるけど、気になるんだよね
休憩中とか連絡くれないかな〜
…‥声だけでも聞きたいよ‥