言えない恋




―――――



「歩美、そろそろ帰った方がいんじゃない?明日仕事でしょ」



「んん゙〜?もうちょい…飲まなきゃ〜♪」



飲まなきゃ…って



十分飲んでますけど?



コンビニで買った20本のビールを二人で飲みほした


っていっても私は五本ぐらいね



いつも通り私の家で飲むことにし、6時間が過ぎた今


歩美は出来上がってます…(汗)





「飲み過ぎだって〜!!今日はもう終わり!!」


「えぇ〜!終わりぃ〜?やだぁ…せっかくのX'masなのにつまんないやぁ〜い!!ヒヒッ」


「………。」




酔っ払い…


このまま帰すのも危ないしなぁ


けど泊まらしても、世話が面倒臭いし…



この酔っ払い…


誰か拾ってください。


―――――


「真っ赤のお鼻の〜トナカイさんは〜いつもみんなの〜笑いもの〜…。ねぇ芽衣?なんでトナカイさんは笑いものなのですか〜?可哀想〜!!トナカイさんは立派だよね〜?」





………。


知らねぇよ!!!



まだ酔いが覚めてない歩美はテーブルに顔を伏せ、フニャフニャ喋ってる




はぁ…


一時間経っても歩美はこの状態



ビールの空き缶を握りしめたまま、X'masソングを歌っては、よく分からないことを話し出すんだ




今日はもう遅いし泊まらした方がいいかな




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