言えない恋
床に寝転がってる歩美をよそに散らかった部屋を片付ける
「芽衣〜…」
時々、私の名前を呼ぶ歩美
けど私は無視
だって返事したって何も喋らないんだもん…
片付けで忙しいし、まだお風呂も入んなきゃいけないんだからね
もう深夜0時を遥かに超えてる
片付けを終えて歩美をベッドに移動さすと私はお風呂に入った
お風呂から出ると歩美は爆睡で、ベッドの上で大の字になってた
「まったく…‥」
とか言いつつも、なんとなく落ち着く私がいた
歩美らしいというか何というか‥
でも歩美とだったからX'masも楽しく終えれた
結局私もいつもこうなんだ
っていうか、ただの世話好き?!
…‥だろうね。
二日酔いになりませんように…―
そう思いながらソファーで私も寝についた
――――
朝
想像通り、歩美は顔真っ青で起きてきて、結局仕事を休むらしい
歩美の仕事は受付嬢
そんな簡単に休んでいいの?って思ったけど、確かに今日は行かない方がいいと私も思った
なんか病人みたいなんだもん…(笑)
「笑うな!!」
「ごめんごめん」
思わず歩美の姿に笑ってしまった私に歩美はガラガラ声で怒った