言えない恋

Mei






「じゃあ、お先に失礼します。お疲れさまでした」



「「お疲れ〜」」




私、黒崎 芽衣 (くろさき めい)は、地元の会社に勤務している一般人。



今日も残業なく終わり、きっちり17時に退社する。




コンビニで晩ご飯を買い、一人暮らしのマンションへと急ぐ。



料理は苦手なわけじゃないけど、気が向かないと手料理なんてしないんだ。



自慢じゃないけど、頭の成績は良い方で事務の仕事をこよなく愛する私が今の会社に入って早3年‥―




何もなく、何もせず、仕事を頑張り、休日は友人と遊び、暇な時は家でDVDを観る…



‥そんな普通の中の普通な生活を送っていた






「ふぅ〜‥」




ビー‥ビー‥




風呂上がり、リラックスしていると玄関のベルが鳴った




pm: 21:00



この時間に連絡なしの訪問者といったら一人しかいない




扉の向こうには予想的中の相手‥




「芽衣〜!!!遊びに来たよ♪」




小寺 歩美 (こでら あゆみ)




この子は私の親友だ。





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