言えない恋
すぐに化粧して着替え、愛車を走らせること約15分で目的に着いた
"駅前の○○って居酒屋だから。分かるよね?じゃあ私は先に行ってるから♪"
別々で行くんだったら、私行かなくていいじゃん…
歩美って本当…オテンパというか天然というか、素直にバカと思いたい
私って、そんな友達と連るむタイプじゃなかったんだけどな〜‥
雰囲気は嫌いじゃないし、一緒にいて、疲れるけど自然に流されていって…
それがまた良かったり…?
一人ため息まじりに店の扉を開けた
「芽〜衣っ!!」
入ってすぐ歩美の声が聞こえ、呼ぶ方へと進む
ここ…来たことなかったけど、意外に広いんだ〜
客も多いし
繁盛してたんだね…
外見での偏見に、店長に謝罪だな。(笑)
「春!!芽衣来たよ♪」
「おぉ〜♪芽衣。まぁ飲んでくれぇい!!はは♪」
春…‥酔ってる(汗)
「あ、芽衣!忘れる前に言うけど〜」
春が私の酒をくみながらそう言った
「なに?」
「あんまり騒ぐなよ?アイツいるから、バレちゃ大惨事だろ。よろしくねん♪」
「アイツ‥?」