言えない恋





着信中 : 成田壮介





ぉお?!!




で、で、電話ぁ〜?!





どうしよう…



緊張するよ…




「誰?とらないの?」




早苗が言った



そうだった…



どっちにしろ、ここじゃマズいよね




「親から。ちょっと話してくる。」




早足に店のトイレへと向かった




ふぅ〜…



成田壮介からの電話



緊張するけど、早くしないと切れちゃうし…





震える手で通話ボタンを押した





「もしもし…」




『もしもし、俺』




きゃぁ〜!!!



なんか違うよ


電話の声もカッコイイんですけど!!!




「どうも…///」



『メール今見てさ、昨日忙しかったから返せなかった。』



やっぱり忙しいよね…



迷惑だったよね…




「すいません。忙しいのに送っちゃって…」



『いや…別に。今仕事?』

「いえ、今は昼休憩でランチ食べてたとこです」


『そっか。いつ終わんの?』


「えっと…5時には」



『今日はもう終わったからさ、夜会う?』



「へ?」





…‥うそ〜




まさかのデートですか?!





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